カメラ買って何年たつのさ?僕の脱カメラ初心者論

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煽るようなタイトルで申し訳ありません。ただね、私が煽りたくなるのも理由があってのことです。これから夏になると日本列島の気温があがり、暑くなってきます。暑くなってくると、島国日本ですから、みんな海とか行きますよね。そんで、写真撮ってSNSにアップするのですが、その写真が気持ち悪い。特に「一眼レフ」とか「ミラーレス一眼」買っちゃったぜ、って感じの風景写真(SNSに拒否反応を示しているわけではないです、念のため)。

海撮るなら水平とれよ

と思うのです。水平線が傾いてる写真て気持ち悪いんですよね。スマホとかで適当に撮った写真ならいいんですが、海を風景として『一眼』で撮ってるのに画面傾いているとか一体何を見てどこを撮ろうとしてるんですか、あるいはランニングしながらシャッター切ってるんですか、ということを言いたいわけなのです。

人って必ず身体がどちらかに傾いているものですが、目(脳)が優秀すぎるため、その微妙な傾きは補正してくれているので真っ直ぐに見えるのです。ところが、カメラは正直すぎるところがあり、構えた通りに、そのままの形で写します。だから、水平を意識して撮ることが大事なのです。反対に言えば、スマホなどのいい加減なカメラで撮った写真でも水平がとれてればそれなりに見えるものです。写真、うまくなりたいなあ、でも構図とかわからんし、て人はまずは水平を意識して写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

構図はわりとどうでもいい

個人的な意見ですが、構図ってわりとどうでもいいです。三分割とか黄金比とかいいますけど、構図を意識しすぎた写真って「ああ、これは構図を意識しているな」という感じがだだ漏れで、形として安定しすぎているので面白くないのですよね。むしろ、よい写真の理由がしっかりした構図であるほうが望ましいと思います。構図という点では写真の教科書なんかより絵画のほうが勉強になります。

でも水平とるのは実は難しい

意識しだすとわかりますが、厳密な水平ってすごくとりづらいです。海など、水平線がしっかりしているものはまだわかりやすいです。むしろわかりやすすぎるために、カメラ内蔵、もしくは三脚についている水準器で水平をとっても厳密には水平がずれているのが目視でわかり、撮影後に0.01°単位で角度を調整することになるのですが。。。そして、建物や空間など、縦や斜めの直線が入ってくるとパースの関係もあってまた水平がとりづらいです。二点透視法というやつですね。こればかりは経験と感覚でしかわからないところもあります。ただ、当然ながら水平がとりづらい被写体ほど人の目も水平に対してシビアでないので、水平線ほど厳密に気にする必要はなかったりします。

広角レンズで撮るとレンズの歪みが、などと意見する輩もありますが、これは広角レンズ特有のパースペクティブの問題と広角レンズが生みやすいディストーション(収差)を混同してしまっている人に多い誤解です。

水平厨にならないために

『水平厨』という概念があります。その名の通り、どんな写真にも水平でないことにケチをつけ、水平であることが絶対的な価値であるかのような言動をとります。このような症状が発症したら自分で治癒するのは難しいです。セミナーや写真教室などに参加するなどして権威ある人に「君の写真は安定してるけど面白くないね」と叩いてもらうのが特効薬です。

とはいえ、僕がこの場で水平とろうよ、と言っていることは『守破離』で言えば守でしかありません。最低限の水平をとろう、と主張しているのであって、水平がわかりやすい風景写真とは違い、ポートレートなどは自由。ごくたまにポートレートでも水平がとれていないことが気になることがあるのですが、そういった写真はそもそも他の点で破綻しているため、水平以前の問題だったりします。

まとめ

そんなわけで、写真における水平の基礎的な大切さをとうとうと語ってしまったわけですが、水平厨に陥らない程度に水平を意識することはメリットもあります。写真の見栄えが良くなるのが第一ですが、水平を意識しすぎるあまり、地球の丸さを感じることがあります。地球が丸いことを感じられるようになったら水平マスターの第一歩です。

副作用的に体幹もまっすぐになる可能性があります。日々の生活で背筋がピンとなるようになり、ビジネスでもうまくいき、異性にもてるようになり、恋人ができるかもしれません。あなたの人生は180度変わり(水平だけに)、宝くじが当たるかもしれません。むしろ、宝くじが当たったら間違いなく水平のおかげです。あなたの人生は水平を意識しなかったらそもそも宝くじを買っていない人生だったのかもしれないのですから。さあ、あなたも水平教に入って、幸せな人生をつかんでみませんか?

2016-03-30 | カテゴリー 写真 | タグ