手づくりブックの紹介 1冊目

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手づくりブックフェアが始まっています。初台のMOTOYA Book Cafe Galleryでやってます。昨年までは「手づくり本フェア」だった気がするのですが、いつの間にか「手づくりブックフェア」になってました。初台は京王新線で新宿から一駅。徒歩でも30分ほどです。僕はたまに歩きます。

前回、無事納品終わりました、というブログを書いたので、出展している3冊について今回から1冊ずつ紹介しようと思います。

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最初にできた本が東日本大震災関連の写真集です。タイトルは「About 200-300 People And Me」。2011年、初めて「手づくり本フェア」に参加したときの作品のリメイクです。当時は震災直後でしたので、ほっといても何かしらのリアル感がつきまとうものになりました。今、震災から4年たち、何度か被災地を訪れるうちに撮りためた写真を加え、やはり少しずつ世間や自身の感覚に変化があるなと感じつつ作りました。

4年前に作った本の、「どこをめくればよいのか、ページ構成がよくわからん」、というコンセプトを引き継ぎ、「普通にめくっていけば途中までは時系列ながらも、やはりページ構成がよくわからん」というコンセプトで編集しました。つまり、ごく最近の進んでいない復興の様子を写した写真の横に震災直後の写真が並んできたりします。時系列があまり意味をなさなくなった結果、表紙も表紙の本来あるべき位置にこなくなってしまいました。それに見合う製本を意識した結果、昨年の手づくり本フェアでも使用した革製品用の糸を製本で使うことになりました。今日の記事はリンクだらけですみませんね。それだけバックグラウンドがあるんだね、という解釈をしていただけると幸いです。

さて、先日、仕事の合間に今年から新卒で働きだした、という女の子と話してました。聞けば仙台出身とのこと。僕も仙台に住んでたので、盛り上がりました(たぶん)。震災当時の2011年3月は大学の合格発表を待っていた、とのこと。その頃は僕はもう仙台を離れて東京に来て数年たっていた年です。計算をすると僕が仙台にすみ始めた大学生のころ、彼女は小学生だったわけです。衝撃を受けました。もうそんなたったのですね。震災からもう4年です。2011年の春に大学に入った人たちが今年は新卒で働き出す年。月日の経つのが早い。そりゃあ、僕自身の中でも東日本大震災についての感覚が変わってゆくわけです。

そんな背景も踏まえつつぜひ読んでいただきたい「About 200-300 People And Me」は1200円でも買えます。僕は毎年余るように作ってないので今しか買えません、おそらく。

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手づくりブックフェア vol.7

2015 / 6 / 3 wed. ~ 6 / 28 sun.  ※月曜・火曜 お休み
13:00~20:00 最終日は17時まで 6/13(土)14(日)は17時から 入場は閉館の30分前まで

「手作りブックフェア」は、今年で7回目を迎えるアーティストブックの展示販売イベントです。

アーティスト、フォトグラファー、イラストレーター、デザイナーなど…
さまざまなスタイルの作家が自由につくった本を集めました。

あなたのお気に入りの一冊を見つけにいらして下さい。

■ 出展者 ■

2015-06-06 | カテゴリー 写真 | タグ