古河市の花火大会がよござんした

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先週の土曜日は関東各地で花火大会ラッシュでした。東京では江戸川、板橋戸田、埼玉でも上尾、足利…しかし、それだけの日程が見事に重なっても身はひとつ。どこか一カ所に絞って見に行かなければなりません。そんなよりどりみどりな中、僕と友人が選んだのは古河市の花火大会。古河って茨城じゃん、遠いよぅ、と思う人もいるかもしれませんが、意外にも新宿から湘南新宿ラインで1時間ほどで着いてしまうのです。このアクセスのよさと、関東最大と謳う三尺玉も気になり、数ある花火大会から今年は古河市を選ぶ事にしたのです。夕方くらいに新宿を出た行きの電車は他の板橋の花火などの観客もあって、なかなかに混んでました。花火会場も駅から徒歩20分ほどです。しかし、駅からの道は郊外〜田舎の雰囲気があり、夏の夕方のじっとりとした空気と祭の前の高揚感がそれを苦に感じさせるどころか、ひとつの楽しみになってくれました。会場には開始1時間ちょっとまえに着いたのですが、まだ座るスペースは確保できるほどでした。道中の人の多さに比べて会場が広いのでしょうか。

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結論から先に述べますと、この古河花火大会はかなりよい花火大会です。理由はいくつかあるのですが、まず一つは席の確保のしやすさと席から打ち上げ場所が近い事です。さきほど述べた通り、1時間ちょっと前でも席は確保できました。そして、その堤防のちょっと先のゴルフ場が打ち上げ場所です。下の写真がこの大会一発目の花火ですが、打ち上げたところまで撮る事ができてました。機材としては広角レンズがいるくらいです。そんな花火と近い場所の席がとりやすい、というのは例えば、東京湾花火大会の人ごみ地獄を味わった経験を持つ人からしたら極楽のように感じられるでしょう。

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次に、花火がわかりやすい、というのがこの花火大会の魅力です。合間ごとにアナウンスが入り、次にどのような花火を打ち上げるのか観客に伝えてくれます。花火の間がしっかりとれる、ということが撮影する側からしたら撮影の準備ができるということです。僕も何度かレンズ交換ができました。花火撮影の練習にもよいでしょう。最初から最後まで休みなく打ち上げ、勢いでたたみかける現代都市的な花火大会に慣れてしまった人々にはこの花火の打ち上げ方は一発ごとにスポンサー名が読み上げられる、どこか故郷の地味な花火大会を思い出させてくれるものとなりましょう。しかし、一方で花火の質も量も(なんと二万発!)確かで、三尺玉始め、すごくきれいな花火が打ち上げられておりました。個人的には敢えて夏に冬をテーマとした、というなぜ「敢えて」なのかわからない花火が美しかったです(下の写真)。また、きちんと花火の解説をしてくれるというのは打ち上げ職人さんも嬉しいのではないでしょうか。

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そんな魅力溢れる古河花火大会も若干の難点があります。一つは屋台が少ない事。買わない人はいいでしょうが、屋台が少ない分、選択肢が狭められるどころか、ひとつの屋台の行列が長かったです。最も、これは祭りの雰囲気を犠牲にしてあらかじめ食材を買っておくことで解消されます。もうひとつは、終了後、都内に戻るには寄り道がほぼ許されないことです。花火を楽しんだ後に一杯、なんて考えてると、終電を逃し、宇都宮あたりに一泊することになります。それでも純粋に花火を楽しみ、撮るには非常によい花火大会です。また来年も、今度は綿密に計画を練って観に行きたいなあと考えているのでこれを読んで古河に行きたくなったあなたもぜひ来年はご一緒しませんか。打ち上げ前にビールは飲み干し、始まったら鬼の形相で撮影に集中する本格派ですが、それでもよろしければ、ですが。

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2014-08-08 | カテゴリー 写真 | タグ