フィルムを現像しながら

DSC_5436

デジタルカメラになって一気に写真は液体のイメージから離れました。フィルム写真だと、現像時、プリント時ととにかく液体に関わります。今日は家に溜まっていたフィルムを現像していました。いつ撮ったか思い出せないくらいのフィルムです。カラーも何本かありましたが、カラーはまた薬品が別なので今日はモノクロのみ。午前に新宿までちょこっと自転車で粉を買ってきて、帰ってきて薬品にし、ちょっと置いて午後から作業。本当は一日くらいは置くべきらしいのですが、あまり気にしないことにしました。本日の現像は35mmフィルムが4本と、中判カメラ用の120フィルムが1本。

DSC_5420

久々の現像でした。手順なんかすっかり忘れているかと思っていたのですが、以外にもやれば思い出すものでした。。まずはじめに撮影の終わった35mmフィルムをフィルムの入っているリール(パトローネといいます)からフィルムの端を引っ張りだすのですが、これが僕は苦手です。もともと中判カメラをメインに使っていたのですが、中判カメラはパトローネがないので、上の手順がないのです。面倒なのでうまくいかないフィルムはパトローネごと破壊するなどして(良いカメラマンは真似しないでください)フィルムをだしました。次に、ダークバック(手品なんかで使うブラックボックスを想像してもらえれば)の中でフィルムを現像用のリールに巻き、現像タンクにまとめて入れます。フィルムを感光させないため、完全に手探りで行うため、色々とコツがいるのですが、案外身体が覚えていました。
その後、午前に作った現像液や定着液等の液体をタンクの中にいれてようやくフィルムが現像されます。現像中は液を混ぜるため、1分に1度くらいの割合でタンクを揺らさないといけないので暇なようであまり時間がありません。だいたいこういうときに僕は珈琲を淹れる習慣が前からありました。水回りで行う作業のため、微妙に空いた時間に珈琲は淹れやすいのと、なんとなくかっこいいからです。
昔は液の温度管理に気を配っていたりしましたが、今日は割と適当です。それでも、現像は成功しました。何℃の水温で何分浸すのがベストだ、とか調べるとよくでてきましたが、そもそも撮影自体で失敗している可能性もあるし、プリント時にも微調整できるのであまり考える必要はないのかもしれません。ちなみに現像もプリントも、水温は20℃がひとつの標準ですが、夏だと氷で冷やす必要があり、冬だと若干火を与える必要があるので春のこの時期や秋が気を遣わなくて済み、ベストです。

DSC_5437

現像終了後は風呂場等で乾燥させます。ホコリがまわない、乾燥した場所が向いています。ここで初めて出来上がったネガと対面するわけですが、いつ撮ったかやはり思い出しづらかったです。35mmフィルムはさほど一枚が大きくないため見づらいのもあるでしょう。そういう理由でも僕はフィルムでは一枚のサイズが大きい中判カメラをよく使っていました。ネガが見やすいのです。現像は自分でやるほうが圧倒的に安上がりです。時間はとられますが、その間色々ぼーっと考え事にふけったり片手間に艦これしたりと、何かと有意義だと思っています。それでもデジタルカメラに押されてしまうのはやはりその場ですぐに写真が見られる、ということが多くの人にとってメリットだからでしょうね。個人的にはフィルムが高くなっていって手が出せなくなったことも大きいのですが…現像を自分でやって安くあげられても、フィルムが高ければやはりある程度の量を撮るようになってくるとデジタルカメラのほうが安かったりします。計算したことないけど。

2014-04-12 | カテゴリー 写真 | タグ