DJIスペシャリストになりました

DJIスペシャリストの資格取得しました。これが何かとざっくり言えば、空撮ドローンメーカーの王道である(全世界の7割のシェアとか聞きました)DJIがこの人はドローンの安全運行ができて、操縦技術があるよ、と認めてくれているものです。国家資格や免許のようなものでもないので、これを取得したからといって今すぐ何かの特権が得られるわけではありません。しかし、今後は国交相がそういった民間のライセンスを優位に扱うことがありうるそうです。←フライト許可申請する際に一部の書類を省略できるようになったそうです。はっきりいって、だからなんだってレベルですけどね(2017年6月追記)。

こうした民間のライセンスが意味を持つことは単に僕が今持っているクライアントに対して安全運航ができると客観的に証明できる信頼に加えての価値がつくことになります。具体的には有名どころとして、僕が今回取得した『DJIスペシャリスト』や、JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会、UASとはドローンのこと)の『操縦技能証明証』、他いろいろあります。玉石混合なドローン民間ライセンスの中で僕がなぜDJIスペシャリストを取得することをこちらにしたかについて、以下まとめたいと思います。JUIDAのほうも説明会をいくつかでて決めました。

  • そもそもDJI CAMPは参加するのに10時間のフライト経験が必要。一方、JUIDAのほうは誰でも受講可能。必然的にDJIのほうが受講者のレベルが高くなる。
  • テキストのレベル。DJI CAMPのものは指定のものがあり、一冊の本として読めるレベル、当たり前と言えば当たり前(ただしそのぶん有料、3000円)。JUIDAのはパワポを1枚に4ページ印刷でそのまま出力したようなものだった。
  • JUIDAの説明会ではよく、メーカー主催のものではメーカーの機体に依存してしまう、というような説明があったが(暗にDJIのことを指しているのは社会人一年生でも察せるレベル)、空撮の7割をDJI社製ドローンが占めていることと、国交相の申請でもDJIはインセンティブがある現実(DJIの機体を使うことで提出書類を省略できる)。だいたい、JUIDAの講習で使う機体もDJIのPhantomシリーズ。
  • JUIDAのライセンスは10時間の経験が積めると謳っているけども、5人1チームでやるということだった。ということは実際のフライト時間は最大1人2時間なわけで、それで国交相の提出に必要な10時間のフライト経験を積める、というのはどうにも、なんか、つまり…
  • DJI CAMPのほうが圧倒的に安い。

そのようなわけでDJI CAMPのほうが価値的と判断し、今回DJIスペシャリストの資格を得ました。JUIDAの悪口言ったり、創立して数年で早くも組織が腐ってるじゃねーか、と言うつもりはありません。価値判断はあくまで各々です。

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で、そのDJIスペシャリストを取得するためのDJI CAMPに参加してきたわけですが、前述した通り、経験者しかいないため、参加者同士で現場の生の情報交換ができたことはかなりよかったです。安全運用やそもそものドローンの原理に関して、テキストやweb等での独学では決して身につかない知識を得ました。

現場で0.1%の確率で起こる事故は経験ではほぼ身につきません。しかし、それを知識として得て事前に防止策をとることで0.1%の事故は防ぐことができるわけです。

ほんの一例ですが、DID(人口密集地)でのフライト。2015年の改正航空法で禁止されていますが、その具体的な危険性といえば第三者への危害を与える恐れが一番大きいです。しかし、少し原理を学ぶだけで人口が密集しているということは目には見えずとも様々な電波が飛んでいること、特に、ドローンも使っている2.4GHz帯はWi-fiなど、一般的にもよく使われている電波であることがわかります。つまり、DIDでフライトさせることは電波が混線してノーコンになる可能性は高いということでもあります。では、それを防ぐためにドローンをどういう設定にすべきか。何に気をつけてフライトすべきかということを原理をしっておけば前もって対策を練ることができるわけです。

現状、ドローンについての公的なライセンスはありません。ある意味、原付よりも楽です。もし重大な事故が起これば社会的な問題となり、規制はさらに強くなります(現在の法規制は規制以前に起きた2件の事故が大きく影響しているそうです)。なので、ライセンスをもった人間としてはその責任をしっかりもち、ドローンの徹底的な安全運用が大事と考えます。テキストにもあった記載ですが、そこまで徹底しつつもその危険性のリスクを上回る魅力的なことができるのがドローンなのです{飛行機も、危険性を完全に0にしようと思ったらそもそも飛ばさないことが一番安全なわけで、(中略)そもそも自分の部屋からでないのが(以下略)}。

2017-01-22 | カテゴリー ドローン | タグ