アワーゴダール

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全国1億5000万人のゴダールファンの皆様、こんばんは、わたしです。本日は8年くらい欲しかったゴダールのDVD-BOXを手に入れたご報告をさせていただきます。中古をけっこうな安価(6000円)で買えました。何故かわからないけども、安価で売っていて、しかも誰も手をつけない。いつもなら倍くらいの価格です。このDVD、今はもう廃盤なんですよね。
ゴダールと言えばその名前に「神」の名が入っているように(Godard)、映画の神と讃える人も一部にいます。そんなゴダールはこれまで割とたくさんDVD-BOXになっているのですが、このBOXは割と初期に発売されたものです。内容は

  • ウイークエンド
  • フォーエヴァー・モーツァルト
  • JLG/自画像
  • フレディ・ビアシュへの手紙

の4本。ゴダールの60年代から90年代を縦断する(70年代は都合により?除かれるが)、意欲的な作品群です。
4本の中で、「ウイークエンド」は60年代ゴダールの総決算的作品。父の遺産を狙う夫婦が週末、渋滞に巻き込まれたり、飛行機が墜落したり、ゲリラに捕まったりする大スペクタクル映画です。万人が楽しめる一作です。僕も何度も観ました。大学生当時はせんだいメディアテークの7階でタダで映画を見れたものですが…と思い出に浸れるくらいは懐かしい。
「フォーエヴァーモーツァルト」は80年代ゴダールの名作。一回くらいしか観てない気がします。ゴダールによくある映画を撮るシーンの映画、がここにもあります。
「JLG/自画像」はその名の通り、ゴダールからのファン向け映画です。いわばファン感謝祭的な一作。ゴダールファンはこれ観ずしてゴダール語るなかれ。しかし、このDVD-BOXではこの作品だけ未開封でした。前所有者は何をしてたんだ、嘆かわしい。とはいえ、僕もこれを開封するのはいったいいつのことなのか。DVDって手に入れてしまうとなかなか家では観ないんですよね。
そして僕がDVD-BOXを手に入れてまず最初に再生したのが「フレディ・ビアシュへの手紙」。12分しかないので観やすいです。しかし、この作品はこの先に向かうゴダールの思想や手法が垣間見え、凝縮された一本になっているのです。BGMもラヴェルの「ボレロ」なので聞きやすいのもいいですね。

その神ぐあい故に難解とも言われるゴダールですが、慣れるとそうでもないです。普段はハリウッド映画のような娯楽映画しか観ていないという人もぜひ挑戦していただきたい、ジャン=リュック・ゴダール。大々的に広告が打たれる、いわゆるシネコンで観る映画は映画の中でも一部に過ぎないということがわかるはずです。上記の中では「JLG/自画像」なんかがいいんじゃないでしょうか。なんかついていけないな、と思う人はこれもDVD-BOXになっていますが、「映画史」もオススメです。ゴダールが編纂する映画史の中で、ハリウッド映画も取り上げられています。全部で8本、4時間半くらいあるのですが、1本あたりは1時間を切るので大丈夫です。これで多少慣れてきたら70年代の作品もよいです。少々政治色が強いのですが、その頃にはゴダールをかわいいと思えるあなたになっていますから。そうして一周したところで真のゴダールファンは自分が一番好きなゴダール映画を60年代のヌーヴェルヴァーグ時代の中から見つけ出すわけです。有名どころの「勝手にしやがれ」、ブリジットバルドーの美しさに魅了される「軽蔑」、「女と男のいる舗道」、「気狂いピエロ」…あなたもユアマイベストゴダールを見つけてみませんか?

2014-08-01 | カテゴリー 日記 | タグ