暗い単焦点レンズって、そそるよね

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このSUPER WIDE-HERIAR 15mmはF4.5。開放F値はとても暗い。でも暗い単焦点レンズ、いいですよね。時と場合によっては明るいレンズよりいいですよね。根拠はないです。

暗いレンズってよく写るイメージがあります。明るいレンズ、暗いレンズ目安はないので相対的です。50mmならF1.4などが明るいレンズでしょう。85mmもそうですね。昔は24mmくらいの広角ではF2.8であれば明るいと言われていたのではないでしょうか。今は24mmでもF1.8、F1.4もあるのでF2.8では暗い部類に入るかもしれません。

今は開放からシャープですが、昔は開放はシャープが足りなく甘い感じでした。カリカリにシャープな写真にするには2段くらい絞るんだ、というようの定説もあります(要出典)。

ところが開放が暗いレンズは開放からシャープに写るイメージです。むしろ開放からしっかり写ってくれないとただでさえ暗いレンズなのだから困ります。これ以上絞りたくないです。

写真の左側のレンズはAi 50mm F2。50mmでF2というのがたまらんですね。前にアサヒカメラでこのレンズはライカのなんかの銘レンズに描写が似ていると好評でした(要出典)。右側は現行のAF-S 50mm F1.8(Speial Edition)、だいぶ大きさが違いますね。開放が暗いレンズはレンズ全体がコンパクトになるメリットもあります。

一方で、ズームレンズにおいては暗いレンズほどダメなイメージです。よいズームレンズとは明るくて(開放F値がズーミングで変化しない通しレンズ)、重くて、ついでに値段も高いレンズです。最近は暗いズームレンズでもよい描写をするレンズはあるようですが。F4通しのズームレンズなんかは写りの割に安価で軽く、コスパがいいですね。

最後に『よい写り』について定義しておくと、シャープで、各収差がきっかり補正されてるような写りが一般的なようです。

その常識に反旗を翻し、よい写りって必ずしもそれだけではないよね、というのがNikonの3Dハイファイなレンズです。58mmと105mmがあります。しかし、いずれのレンズも高価なため、おいそれとは手が出しにくく、その崇高な考えがカメラ庶民に広まるまではまだ普及しないようです。

Nikonさまにおいては是非とも啓蒙のため、暗くてよいので、安くて3Dハイファイなレンズを開発してほしいです。

2017-09-20 | カテゴリー カメラ | タグ

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